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季節の変わり目の邪気払い 節分

【意味・由来】

本来節分は「季節を分ける」という意味で立春、立夏、立秋、立冬の前日にあたり、年に4回あったが、旧暦では春が一年の始まりと考えられていたため、節分と言えば春の節分を指すようになった

立春が新年なら、その前日の節分は大晦日で、邪気払いの日とされる

【行事・風習】

季節の変わり目には鬼(邪気)が出るとされ、豆を投げて追い払う風習がある

また、鬼が入らぬようにと「柊イワシ」を玄関先に飾ることもある

《落花生で豆まき⁉》

北海道、東北、信越地方や鹿児島、宮崎では、豆まきに落花生を使っていたそう

その理由は「落花生なら落ちたものでも食べられる」「地元で落花生が採れるから」とか

最近は全国に広まって、落花生での豆まきは珍しい感じではなくなった

【習わし】

節分の面白いおまじないのような風習

 

豆まき

枡に豆を入れ、日が暮れたら部屋の奥から豆をまいて鬼を外に追い出す

終わったら年齢プラス1個の豆を食べる「年とり豆」という風習もある

柊(ひいらぎ)イワシ

柊にイワシの頭を指したもので、柊のトゲが鬼の目を指し、イワシの臭いが鬼を追い払うとされる



福茶

福茶とは、お湯に梅干しを1個、塩昆布をひとつまみ、豆を3粒入れたもので、正月や節分に飲む習慣がある

福豆が3粒なのは縁起のいい吉数だから

「まめまめしく働ける」という意味も

また、昆布は「よろこぶ」「養老昆布」「子生」

梅はおめでたい松竹梅に通じます

美味しくて大変縁起のいい福茶で豆を食べ

無病息災