操作簡単!シニア向け格安スマホがアツい!

ソフトバンクは格安ブランド「ワイモバイル」から、高齢者専用のスマホを8月に発売した。電話やメールといった基本的な機能はボタンを押すだけで使えるなど、操作手順をできる限り単純にした。高機能のスマホが苦手なシニアにとって、より格安なサービスの選択肢が広がりつつあるといえるだろう。

 

ワイモバイルで高齢者専用のスマホを用意するのは初めての試みで、使用頻度の高い「電話」「メール」「ホーム」の3つの機能については、端末の下部に物理ボタンを配置した。タッチのでの操作になれていなくても、最低限の機能は簡単に使えるようにという配慮からだ。

 

ホーム画面に表示するアイコンも「カメラ」や無料対話アプリ「LINE」など、9つに絞り込んだ。その中のひとつが、今回のシニア向けスマホの最大の目玉と位置付ける「押すだけサポート」だ。

 

「現在、こちらの症状でお困りではありませんか?気になる症状を選んでください」。押すだけサポートのアプリを開くとスマホ側が自動で端末の状態を判別。持ち主が困っているであろう事項について、解決方法を提案してくれる。

 

例えば、アプリを開いて「着信音が鳴らない」という選択肢をタッチするだけで、着信音がなる設定に自動で変更してくれる。持ち主が設定から項目を探して自ら変更する必要はない。

 

「子どもにスマホの使い方を聞いても、教えてくれない」と訴えるシニアは少なくない。すぐ側に教えてくれる人がいなくても、このスマホであればある程度安心して使える可能性は高い。

 

アプリで自己解決できないトラブルは、専用に設けたコールセンターで対応する。ワイモバイルではコールセンターへの問い合わせで、60代以上が最も多いといい、シニア層が手厚いサポート体制を頼りにしているのがうかがえる。

 

各社が今照準を当てているのが「スマホ初心者」だ。楽天も格安スマホの「楽天モバイル」で、店舗数を200店(18年春の時点)から、年内に一気に倍の400店に増やす計画だ。実店舗の拡充は、シニアのスマホ初心者へのサポートを手厚くする目的も含まれている。

 

イオンリテールは「イオンモバイル」でスマホを最大一週間、無料で貸し出すサービスを展開している。使い勝手を実際に体感してもらうことで、購入前の不安をできるだけ減らすのが狙いだ。

 

いずれにしろ、丁寧な説明と購入後のサポートでどれだけ不安を取り除けるかが、シニアを取り込むカギになりそうだ。